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日常生活をつらつらと書き記したもの。


by loveletterto
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バカップル。

恋人とラブな時間を過ごす時、
2人だけの暗黙の了解的な、愛情表現ってありませんか?
例えば、赤ちゃん言葉で話してみたり、
相手の名前をラブリーな呼び方で呼んでみたり。

私たち夫婦も、恥ずかしながらそんなひとときを楽しんでおります。
馬鹿馬鹿しすぎて詳細は語れないけど(笑)
でもそれって、あくまでも2人だけでいる時というのが大前提なんです。
誰かが入ってきた瞬間、即効に素に戻ります(笑)

なのに、今朝は、とんでもない失態が。。。

出張に行った旦那に、朝6時に起こすよう頼まれたため
寝ぼけながら電話をかけました。が、しかし、電話をかけた相手は兄。
「もしもし」と電話にでた声は起き抜けでかすれていて、
寝ぼけている私は気付くわけもなく、
スペシャル・ラブ・モーニングコールを、兄に話し続けてたのです。
乾いた声で「おまえ、どうしたの?」と言われ、ハッと目が覚めました。

穴があったら入りたいとは、正にこの事なのね…
# by loveletterto | 2005-09-04 01:34
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を読みました。
リリー・フランキーさんといえば、シュールなイラストや下ネタ交じりのユニークな文章をイメージしますが、そんなリリーさんの知られざる生い立ちを読んで、ただ、純粋に感動しました。是非是非、みなさまに読んでもらいたい一冊です。

私の友人も、去年、20代の若さにも関わらず、癌で命を落としました。
「そろそろ危ない」と聞き、親しい仲間全員でお見舞いに行きました。
直前に面会していた友達からのお願い事。「普通の人では信じられない位痩せてしまったけど、本人の前では絶対に驚いた表情をせず、いつも通りに振る舞ってね。」
でも、結局、本人の意向により、面会は出来ませんでした。その一週間後、友人は息をひきとりました。

癌で亡くなる方の最期は、壮絶な戦いだと聞きます。リリーさんのお母さんも、その戦いに勇敢に立ち向かい、本当に頑張ったのですね。その描写があまりにも痛々しく、リアルで、涙が止まりませんでした。

若者はいつか必ず老い、繁栄しているものは、いつか必ず朽ちる。
生きている者は必ず死ぬし、今あるこの瞬間は、永遠ではない。

そんな事を考えながら、たまに、たまらなく切ない気持ちになります。
でも、そう思えるからこそ、今の幸せが尊いと思えるのかも知れません。

還暦を迎えてすっかり老いてしまった私の親にも、老後を楽しみながら歳を重ねている旦那のご両親にも、かつては、苦労して必死になって私たちを育て、毎日が忙しいながらも身も心も充実して輝いていた時代があったのでしょう。
昔は、自分ひとりでここまで成長したような錯角に落ちたこともあったけど、今は私たちをここまで育ててくれた両親に心から感謝しています。

この本は、そんな想いを、改めて考えさせてくれる本でした。
# by loveletterto | 2005-08-22 22:55 | 読書

ノルウェーの森

今さらながら、村上春樹さんの「ノルウェーの森」を読んでみました。

淡々と綴られる、日常の風景。
その中で起こる、とても静かで、衝撃的な数々の出来事。
私は、いつのまにか物語りの中へ引っ張り込まれて
一気に読みきってしまいました。

私も、かつて、とても親しい人を失いました。その人も、心の病にかかり自らの命を絶ったのです。心の病にかかった人の世界は、私には想像も出来ないくらい、絶望的な世界なのでしょう。輝きを失った、どんよりと重たい瞳を見ると、何もしてあげられない自分が無力で悲しかった。

私は、いつかは必ず自分の周りの親しい人を失うことを思うと、とても胸が苦しくなります。次が誰なのかはもちろん分からないし、もしかしたら自分なのかも知れません。もしも自分だとしたら、実はそれが一番幸せなのかも知れないと思う事もあります。誰かを失う苦しみは、一生背負わなければならない、とても深い悲しみなのです。

それでも、私は生きていたいと思います。私が死ぬ事で、私の大切な人が、深い悲しみを一生背負わなければならないのかと思うと、とても心が痛みます。でも何より、生きている事は、とても素晴らしい。空が青くて感動したり、ゴハンが美味しくて嬉しかったり、幸せは日常の小さな所に沢山ころがっているのです。

私は、運命の許す限り、強くたくましく、精一杯生きていたいと思います。
# by loveletterto | 2005-08-20 02:14 | 読書

伊豆の海水浴

夏真っ盛り!というわけで旦那と海水浴へ行ってきました。
伊豆の最南端・南伊豆町にある弓が浜海岸へ2泊3日のささやかな旅行。

日焼けが嫌で、ここ数年はほとんど海水浴へ行っていなかった私。でも今年ばかりは、何故か海が恋しくて仕方ありませんでした。美容面をこだわらなくなったのは結婚したからなのでしょうか(笑)。日焼けやシミ・ソバカスよりも、海の恵みをたっぷりと受けたいと、私の心と身体が求めていたようです。

弓が浜の海はとても綺麗で、水中眼鏡を付けて潜ってみると群れをなした魚が泳いでいました。旦那と一緒に沢山泳いで、沢山笑って。年がいも無く毎日遊んでしまいました。海で遊んだ後の疲れはとても心地よく、どこか懐かしい気持ちになる。宿で身体を休め、麦茶を飲みながら、子どもの頃の記憶をたどっていました。ヒグラシの「カナカナ」の声を聴きながら。

宿は、おばあちゃんが切り盛りしている、海の近くの民宿。比較的新しい純和風・木造の建物で、玄関を入った正面には立派な大黒柱がありました。
とにかくゴハンが美味しかった。自家製ひじきの煮付け、さっき取ってきたという貝のお味噌汁に、庭で採れたトマト。
昔の人にしてみれば、ごく自然なゴハンなのでしょう。だけど、私にとって、自分の手で育てたり自分で取ってきた食材を料理するのは、とても特別なことで、すごく贅沢な事に感じるのです。そして、それを普通の事として生活している人をとても尊敬しています。最高な持て成しでした。

帰りは西伊豆の海岸線をドライブしました。これがまた、本当に本当に美しい!
岩場の多い海岸で、正に日本の海といった風景。不思議なのが、岩から胸を張って生えている松の木。よくあんな場所から生えてきたもんだ。そしてそれがまた、素晴らしい風景のアクセントとなっているのです。
天城牧場を抜ける山道も最高でした。木漏れ日の中、深い深い緑に包まれながら、本当に癒される時間でした。

旅行って、本当に素晴らしい。
今度の旅行は、いつになるのかな〜。。。
頑張って働こうっと!
# by loveletterto | 2005-08-11 22:38

24の瞳

小さな頃、映画「24の瞳」を親に連れられて観に行った記憶がかすかに残っていました。内容はほとんど覚えていないけど、切ない気持ちになった記憶だけはっきり覚えています。

昨日は、ふとTVをつけてみると、「24の瞳」がやっていました。
日頃あまりTVドラマを観ない私だけど、懐かしさのあまり、思わず釘付けになって観てしまいました。黒木瞳の美しさに、思わずうっとり。。。

戦争の是非については、難しすぎて私にはとてもわからない。だけど、その中で生き抜く人たちには、いろいろな想いがあって、ドラマがある。そんな彼らの生きざまを見ていると、日頃の自分の悩みがどれだけちっぽけで、いかに自分の事しか考えずに生きているかを思い知らされる。

自由って何なんだろう。自己実現って何なんだろう。今の世の中は、何もかもが満たされ過ぎていて、それでいて、何かが大きく欠如してる。これは、食文化にも似ているような気がする。時間をかけずに簡単に手に入って、満たされるまで食べ続けて、それでいて重要な栄養は欠如している。世の中全般がそういう風潮なのかな。
# by loveletterto | 2005-08-03 21:10